令和8年度「経営情報システム」本試験 × EBA教材 検証レポート
本試験25問を、
1問ずつ検証した。
確保60点、得点圏68点分。
令和8年度の経営情報システム 本試験(全25問・100点満点)を、試験終了後に「得点への貢献度」で1問ずつ判定しました。数え方は先に開示し、判定と根拠(教材のどこに掲載されているか)は全問文書化。教材に直接載っている知識だけで確保できる60点と、消去法まで含めた得点圏68点分——それがこの検証の結果です。
JUDGMENT MAP — R8 FULL 25
25問判定マップ
全25問の教材合算判定(①模試・②テーマ別過去問・③テキストの最良判定)です。各問に触れると、教材のどこで得点できたかが開きます。隠している問題は、ありません。
※本マップの数値は、全25問の判定と教材掲載箇所の対応付けに基づき算定しています。
METHOD
数え方を、先に開示します
カバー率の数字は、数え方次第でいくらでも高く見せられます。本検証は「得点への貢献度」で判定基準を先に固定し、全25問について判定と根拠を1問ずつ対応付けて算定しています。問題文の読解だけで絞り込める問題は、教材の貢献ではないため得点圏に数えていません。当てずっぽうの期待値も含めません。
得点圏に数えるもの
- ◎得点確保:正解の根拠が教材に直接掲載されており、正解を直接選択できる
- ○得点可能:間接掲載。掲載知識で誤りの肢を消し、消去法で正解に到達できる
得点圏に数えないもの
- △記載はあるが、新しい論点により本番で1つに絞り切れない(2択まで)
- ✗未対応、または3択以上が残る
得点圏に数えるのは◎○の2段階だけです。「読めば解ける問題」まで教材の手柄に数えない——ここまで厳しくして、なお得点圏68点分が残ります。
CRITERION A — COVERAGE
三点セットが作る得点圏68点分
| 指標 | ①模試 | ②EBA過去問 | ③EBAテキスト | 教材合算 |
|---|---|---|---|---|
| 得点圏(◎+○:正解を特定) | 48%12問 | 68%17問 | 64%16問 | 68%17問 |
| △(2択まで) | 20%5問 | 8%2問 | 8%2問 | 12%3問 |
| ✗(対応困難等) | 32%8問 | 24%6問 | 28%7問 | 20%5問 |
※教材合算=各設問について①〜③のうち最も高い判定。
EBAの学習体系は、①模試・②テーマ別過去問・③テキストの三点セットで完成します。テーマ別過去問が単独で得点圏68%に達して体系の背骨となり、テキスト(講義スライド①〜④)が64%で並走して知識を面で支えます。模試単独の得点圏12問と合算17問の差5問(第1・12・13・17・22問)は、テーマ別過去問の解説知識が得点圏に引き上げた問題——教材同士が互いの穴を塞ぐ設計が、この表に表れています。模試は頻出テーマに的を絞り込んだ本試験形式の実戦演習であり、数を絞る代わりに「出るところをズバリ当てにいく」教材です。その精度は下の3問が証明します。圏外の△3問も全問2択までは絞り込めており、上積みの余地を残します。
COMMITMENT — SCORE
教材に直接載っている知識だけで、合格ラインに到達する
正解の根拠が教材に直接掲載され、本番で正解を直接選択できた問題だけを数えて、15問・60点。科目合格ライン60点に、直接掲載の知識だけで到達していました。掲載知識で誤りの肢を消し、消去法で正解に到達できる○2問を加えた得点圏は17問・68点分。残る8問のうち△の3問・12点分もすべて2択まで到達済みで、本当に手が届かないのは、初出用語などの✗5問・20点だけ——2択の期待値も当てずっぽうも、この数字には一切含んでいません。
EVIDENCE — SIDE BY SIDE
ズバリ3連発:模試と本試験を、原文のまま並べる
本試験で特に差がついた3問です。左が模試、右が本試験(公式問題)。説明は要りません。
仮想化技術に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- c VDI(Virtual Desktop Infrastructure)とは、デスクトップ環境をサーバ上に仮想化して一元管理し、利用者が端末の種類を問わずネットワーク経由で自分のデスクトップ環境を利用できるシステムであり、コンテナ型仮想化の一形態である。(誤りは末尾の「コンテナ型の一形態」のみ——VDIの定義部分はそのまま正しいと解説で明示)
解説の用語集にもVDI=「デスクトップ環境をサーバ上に仮想化して一元管理し、端末の種類を問わずネットワーク経由で利用できるシステム」を収載。
仮想化技術は、種々の物理的なコンピュータ資源に対して用いられている。仮想化技術に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- b サーバ上にユーザ専用の仮想マシンを割り当て、ユーザが社内だけでなく、自宅や外出先にある端末からネットワーク経由でデスクトップ環境を利用できるようにする技術。該当
- 正解はエ(bとd)。b=VDIを即断できるかどうかで、残る判断はd(ストレージ仮想化)だけに絞られる。
【第13問】情報ネットワークのセキュリティに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- b DMZとは、外部ネットワークと内部ネットワークの間に設置される中間的なネットワーク領域であり、WebサーバやメールサーバなどをDMZに置くことで内部ネットワークへの不正アクセスを防ぐ。正
【第16問】ネットワークセキュリティに関する記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- d Webアプリケーションへのアクセス内容を監視し、SQLインジェクションなどの攻撃とみなされるパターンを検知した場合に当該アクセスを遮断するシステム。→ WAF正解
社内にある情報システムをインターネットに接続して運用する場合、セキュリティ面の対策が必要となる。この対策に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- a 自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるため、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバをDMZに配置している。(DMZ=公開サーバの隔離という理解で誤りと判定)
- b Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行っている。正
- c 社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。正 → 正解ウ(bとc)
機械学習に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- d 適合率(Precision)とは、実際に陽性であるデータのうち、モデルが正しく陽性と判定できた割合を示す指標であり、見逃しの少なさを評価する際に用いられる。(誤:これは再現率(Recall)の説明。適合率は「陽性と判定したデータのうち実際に陽性だった割合」と解説で明示)
適合率と再現率の定義の区別——本試験第24問の空欄①②を埋める知識そのものを、誤答肢の形で演習済み。
ある二値分類問題に対する2つの予測モデルAとBに対して、1,000件のデータを用いて性能評価を行ったところ、以下の混同行列が得られた。
| モデルA | モデルB | |||
|---|---|---|---|---|
| 予測:陽性 | 予測:陰性 | 予測:陽性 | 予測:陰性 | |
| 実際:陽性 | 480 | 270 | 420 | 80 |
| 実際:陰性 | 120 | 130 | 280 | 220 |
- 適合率が大きいのは①、再現率が大きいのは②、③を意味するF値が大きいのは④——空欄の組み合わせを選ぶ問題。定義の区別がついていれば計算のみで正解イに到達。正解
定義がそのまま、論点がそのまま、誤答肢の作り方まで同じ土俵——模試2回を仕上げた受験生は、これらを「解いたことがある問題」として迎えられたことになります。こうした対応関係を全25問について確認したうえで、本ページの数値を算定しています。
ACROSS SUBJECTS
直接掲載だけで合格ラインへ——これで3科目
この結果は経営情報システムだけの偶然ではありません。「教材の貢献だけを数える」という同じ基準で検証した経済学・経済政策は得点確保68点、財務・会計も得点確保68点。そして経営情報システムの60点——教材に直接載っている知識だけで合格ラインに届いた科目は、これで3科目になりました。企業経営理論・運営管理・経営法務を含む全科目を、同一基準・全問公開で検証しています。科目ごとに教材の当たり外れがあるのではなく、EBAの教材体系そのものが本試験の出題範囲を捉える構造を持っている——複数科目での再現は、その裏付けです。
- 本ページの数値は、令和8年度本試験の全25問と教材掲載箇所の対応付けに基づき算定しています。判定と根拠は上の判定マップで全問公開しています。
- 「得点確保」は正解の根拠が教材に直接掲載され正解を直接選択できる問題のみ、「得点圏」はそれに消去法で正解に到達できる問題を加えたものです。当て推量の期待値は含みません。実際の受講生の得点・合格実績を示すものではありません。
令和9年度 受講のご案内
数字で確認できる教材で、確保した得点から合格ラインを越える。
本試験は毎年、既出テーマに新しい角度を加えてきます。EBAは出題実績を論点表に注記し、テキスト・過去問・模試を毎年更新して追随してきました。令和8年度の「確保60点・得点圏68点分」は、その更新サイクルの直近の実証です。令和9年度講座でも、同じ検証を続けます。
本ページの数値は、全25問の判定と教材掲載箇所の対応付けに基づき算定しています。