江口の1次試験 直前期対策編②

EBA中小企業診断士スクール 統括講師の江口明宏です。

2回目は初日の4科目の対策について書いていきます。

1日目 経済学・経済政策

 得点可能問題は減少し、昨年度はやや難化しています。今年度の極端な難化の可能性は低いため、基本的問題を確実に対応できるように備えてください。

 加速度原理や消費の三大仮説、成長会計モデルなどマクロの知識問題も得点源になります。

 押さえておきましょう。

財務会計

 得点可能問題は増加し、昨年度でやや易化しました。かなり高得点が可能なレベルだったことから平成30年度は難化が想定されます。はじめ5問ほど簿記の難問の出題などで揺さぶりをかけてくることも考えられますが、対策は不要です(効率的ではありません)。

落ち着いてできる問題を探して、「4割確保でも合格できる」との気持ちで午後に繋ぎましょう。楽して取れる知識問題もありますので、冷静さの程度で勝負がつきます。

企業経営理論

 得点可能問題は増加して昨年度はやや易化しました。それでも高得点が容易なレベルでもないため、昨年度と同等かほんの少し易化が予想されます。最近では経営戦略論や経営組織論の知識問題が増加傾向にあります。

 問題を読んで解釈する力以上に、元となる理論(EBAでは「知識のテーブル」と呼んでいます)の正確なインプット(例:同一化パワーは「相手が高く評価し範例となる」ことが源泉なの?)が期待されるようになっていますので、出題可能性の高い理論の正確なインプットと、それに基づく論点の想定ができているかどうかを確認しましょう。

運営管理

 得点可能問題はやや減少して難化しました。今年度はきもち易化しますが、「かんたん」と思えるほどではないでしょう。知識問題の中でも一見対応困難なLCAやHACCP、品質機能展開などはパターンがわかればサービス問題になりますし、複雑にみえる計算問題も情報整理できれば得点できるものは多いです(後回しにすべきですが)。

あまり苦手意識をもたずに「使える知識があるはず」という気持ちで取り組みましょう。

3回目では、2日目の過ごし方について書いてみたいと思います。

次回は、7月22日更新予定です。

***

EBAスクールのブログをご覧いただき、ありがとうございます。参考になった!もっと読みたい!という方はぜひクリックをお願いします!


にほんブログ村