初めて2次試験を受験される方へ

えぐちです。今日は初学者の受験生に向けて書きたいと思います。

これまで1次試験中心に学習してきた方にとって、2次試験は「どこから手を付ければよいのかわからない」なぞの世界だと思います。

模範解答が公表されないため、玉石混交、さまざまな情報が飛び交っています。これらの情報を処理するコストは膨大で、2次試験を初めて受験される方にとって大きな負担になります。

今年2次試験に合格するために、異論なく必要不可欠な要件は以下2点となります。

1.到達状態を知ること

2.1のための方法を身に着けること

このうち2については、各受験機関がそれぞれ異なるアプローチを指導しています。また同じ受験機関でも担当講師によってアプローチが異なります。えぐちは2017年までTACで講師をしていましたが、TACでは特に指導方法の標準化をしていなかったので、各担当講師が創意工夫しながら指導をしていました(現在はどうか知りません)。

方法論はさまざまであったよいと思います。行先は同じでも、行き方はさまざまでよいと思います。自分に合った方法、納得のいく方法を選択することで、結果を素直に受け入れられると思います。

そして、上記の要件のうち、重要なのは2ではなく1です。当然ですが、「何を書けば合格なのか」という到達状態を知らずに勉強しても、合格点を獲得できる実力は身につきません。

筋トレをするにも、どのような体型を目指すのかによってトレーニングのメニューが異なるように、2次試験も「到達状態」が異なればトレーニングの内容も異なります。

最近では「得点開示」と「再現答案」が広く出回るようになりました。そのおかげで、これまでブラックボックスとされてきた「到達状態」をイメージできるようになっています。

初めて2次試験を受験される方は、得点開示された再現答案と、診断協会が公表している「出題の趣旨」を参考に、あなたが目指す「到達状態」をイメージしてください。

EBAでは初めて2次試験を受験する方に向けて、2018年の本試験問題と、得点開示による高得点評価(70点以上)の再現答案を使用した解説講義をオプションで販売しています。

情報収集のコストをかけたくないという方は、このオプションを受講して「到達状態」を明らかにしてください。

また、上記の2について学びたいという方は、8月23日に同友館から発売される「EBAメソッドで「読み・解く」合格答案作成講座」を参考にしてください。

ここでは、80分で70点答案を作成するための方法論の解説と、到達状態としての高得点答案を分析しています。

今年の10月20日まで約10週間です。短期間で確かな結果を出すために、目指すべき「到達状態」を明確にしましょう。