「良い答案」と「よくない答案」

えぐちです。今日は「合格答案」について書きたいと思います。

先日のブログでは、「到達状態」を知ることが最も重要であると書きました。そして、到達状態を知るためには、診断協会の「出題の趣旨」や、「得点開示付き高得点再現答案(70点以上が望ましい)」が役に立つと書きました。

市販の書籍やブログを通じて、得点開示付き高得点再現答案を見ることで、「到達状態」のイメージができたら、それを実現するためのアプローチを検討します。受験機関を選択する人もいるでしょうし、独学で挑戦する人もたくさんいると思います。

ここで、1つ重要な質問をします。

あなたは、「不合格答案(≒低評価)」と「合格答案(≒高評価)」を区別できますか?

意外にも、この区別ができていない人が多いのです。この区別ができないと、せっかく「到達状態」のイメージができたと思っていても、いざ解答を作成してみると、「何がよいのかわからない」ということになります。

つまり、「到達状態」がイメージできたつもりになっているだけで、実際はできていないということになります。

このような事態を避けるためには、再現答案の評価をしてみることが有効です。実際の再現答案をみて、「何点か」を採点してみてください。個別のキーワードなのか、経営理論なのか、構成なのか、表現なのか。加点対象はいろいろありますが、まずはあなたの目線で評価してみましょう。

何度も比較していくうちに、「良い答案」と「よくない答案」の違いが見えてきます。具体的には、①理論、②構成、③表現、④与件根拠、⑤字体などが評価されています。これらをヒントに取り組んでみて下さい。

EBAでは「再現答案フィードバック」という講義があり、ここでは高得点答案と低得点答案の比較を行っています。複数名の答案を実際の目で見比べることで、「良い答案」と「よくない答案」の違いが具体的にわかるようになります。

今日は特別に、講義で使用した再現答案を紹介します。ぜひ、ご自身で比較してみてください。

再現答案平成30年(事例Ⅰ)第2問(設問2)