2次筆記試験結果が公表されました。

江口です。

本日2次筆記試験の合格発表がありました。

https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r02_shiken/R02_2ji_hikki_goukaku.html

2次筆記試験の自粛者数は15%~20%と予想しましたが実際には1割程度となりました。

8月時点での予想はこちらをご覧ください。


筆記試験に合格された方、ほんとうにおめでとうございます。

コロナ禍での受験勉強は精神的にもとてもつらかったことと思います。

諦めずに勉強を継続された、その忍耐力、芯の強さを心から尊敬します。

特に、2次試験に何度も挑戦して今年に合格された方、幾度も不合格を突き付けられる失望と不安に耐えてこられたことと思います。

「今年もだめかもしれない」という不安と自己否定と戦いながらご自身と向き合ってきたことと思います。

決して他人とは共有できない性質の、自分にしか理解できない特有の環境に耐え続けてきたのではないでしょうか。

あなたのその努力が、こうして合格という結果で肯定されたことを、何よりもうれしく思います。

直接お会いしたことはありませんが、おなじ中小企業診断士という資格を通じて繋がった同士として、あなたの努力を心から賛美します。


惜しくも今年不合格となった方。多くの時間と犠牲を払ってこの試験に取り組み、期待していた未来とは異なる現実を突きつけられて、虚しさの中にあると思います。

それは他人が立ち入ることができない思いだと理解しています。

そのうえで、私が思うことを書かせていただきます。

合格された方と不合格となった方の差は、合否の結果という現実と比べて大きくはないと思います。

一部の高得点者を除けば、合格された多くの方も、キーワード1つ外していたら違う結果になっていたかもしれません。

その差は合否という大きすぎる結果となってしまいましたが、合否という結果と比較して実力差は大きくないと思います。

今年5回目の挑戦で合格された方は、去年、4回目の不合格を経験されました。

これまでの4回の挑戦も、学習時間に比例して得点が増えるわけではなく、確実に得点が積みあがる保証がない中で、わずかな差を埋めるために「もう1年」と挑戦しました。

この試験が1年に1度でなければ、もっと気楽になれたかもしれません。

でも、この試験が年に数回ある試験だったら、あなたはこの資格にこれほど惹かれなかったのかもしれません。

すべてはたれればの話ですね。

我々受験支援機関の仕事は、このわずかな差を数値化することだと考えます。

みなさんから協力していただいた再現答案を分析して、合格者の特徴やA評価者とB評価者の違いを明らかにして共有したいと思います。

「もう1年」という力が湧いてきたら、また立ち上がってください。

それでも、この試験に費やす犠牲があまりにも大きすぎると思えば、違う選択肢もあるはずです。

どの道を選んでも、あなたがご自身を否定する理由などひとつもありません。

言葉を選んで作文したつもりですが、無神経だと感じられる表現があり、不快に感じられた方がいましたらお詫びします。

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