A評価とD評価の違いを明らかにする(その2)

えぐちです。

A評価とD評価の違いを明らかにする(その1)の続きです。

まずはその1を見て、ご自身で比較をしてみてください。



2つの答案を比較して、どちらが優れているかを評価できましたか?

どちらが優れた解答かの評価できないということは、来年度に目指すべきゴールが見えないことと同じです。

2人の再現答案の違いを明らかにするため、2人の答案をデータ化してみましょう。

引用した与件根拠の数

XさんYさん
第1問12
第2問43
第3問24
第4問13
第5問21
1013



解答に使用した理論の数

XさんYさん
第1問02
第2問00
第3問01
第4問03
第5問15
111



「引用した与件根拠の数」とは、解答から読み取れる与件本文根拠を数えたものです。

また「使用した理論の数」は、解答に使用した1次試験理論を数えたものです。

XさんとYさんを比べると、引用した与件根拠の数は10:13とそれほど差はありませんが、解答に使用した理論の数は1:11と、明確な違いがあります。

解答に理論を使用しないということは、与件中心で解答することを意味します。

すでに何度も書いていますが、最近の2次試験は、与件引用だけで合格することが難しくなっています。

出題者が期待する理論を記述する力が強く求められるようになっており、Yさんの答案はその要求に応えた解答となっています。

これは前回紹介した合格者3名の再現答案にも共通しています。


協会の評価はXさんがD評価で、YさんがA評価です。

2次試験の合格スタイルは多種多様ですが、今回、そして前回紹介した答案から、この試験で期待される「応用能力」が見えてきます。



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