令和4年度の2次筆記試験受験生は1万人

今回は令和4年度の2次筆記試験の予想をします。昨年に書いた令和3年度の予測記事はこちらをお読みください。

図表は、これまでの1次試験および2次筆記試験の受験者数等の推移をまとめたものです。

まだ1次試験結果が出ていないので、令和4年度の数値はすべてEBAの予測になります。

令和4年度の1次試験申込者数はほぼ令和3年度と変わらない(情報元:(株)ほらっちリサーチ&むんずメント)ため、同じ数値をベースに試算しています。1次試験の合格率を40%とした場合、合格者は6,423名になります。令和3年度不合格者の約64%が令和4年度の2次筆記試験を受験すると仮定すると4,577名となり、申込者は合計で11,000名になります。

申込者の受験率を95%とした場合、令和4年度の2次筆記試験受験者数は10,450名となり、過去最大人数を更新することになります(1次試験合格率を30%と仮定した場合は9,394名で令和3年度並み)。

まだ1次試験結果は出ていませんが、合格率は低くても3割は超えると思いますので、少なくとも令和3年度と同程度の受験者数になることが予想されます。

令和3年度に2次筆記試験の受験者数は過去最大人数をさらに更新(前年比で2,369名の増加)しましたが、合格率はこれまでの水準(18%程度)を維持しました。試験制度の公平性(いつ受験しても合格率が変わらない)を担保する方針が維持されたのだと推察します。その結果、2次筆記試験の合格者数も過去最大人数になりました。

令和3年度の傾向を踏まえると、令和4年度の合格率も18%前後で維持される可能性が高く、その場合、2次筆記試験合格者数は1,900名程度になると予想できます。ちなみに社労士試験の最近10年の合格率は6~7%で推移しており、受験者数が2万人程度変動しても合格率は大きくは変わっていません。

合格率20%と聞くと狭き門と感じるかもしれませんが、ガリガリ君が当たる確率(4%)の5倍もあります。

以上になります。1次試験合格発表後に予想の修正をしたいと思います。

2次試験勉強はやること多すぎてたいへんですが、学ぶほど診断士の力が身に付く実感が持てるので楽しいですよね。前向きにいきましょう。応援しています。